企画展「華麗なるガラス工芸の世界―ヴェネツィアから現代まで」

平塚市美術館

  • 開催期間:2016年4月23日(土)〜2016年6月19日(日)
エミール・ガレ《昆虫文双耳花器》 1880年代
ヴェネツィアの工房《シャンペングラス》 17世紀
ヴェネツィアの工房《ティーカップ》 19世紀
ドーム《鷺に睡蓮文三耳花器》 1884年頃
ドーム《蝶文蓋》 1910年頃
ルイス・コムフォート・ティファニー《ランプ・きばなふじ》 1900~1910年頃
ルネ・ラリック《スザンナ》 1925年(型)
ルネ・ラリック《ラジエータ・キャップ-とんぼ》 1928年(型)
シュネデル《幾何文花器》 1920年代
シーモン・ガーテ《高脚杯》 1923年

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展では、北海道立近代美術館所蔵ガラス工芸作品の中から、17世紀ヴェネツィアで制作されたガラス作品をはじめ、19世紀フランスでのアール・ヌーヴォーを経て、現代のガラス作家による表現まで、近世近代ヨーロッパの作品を中心に、日本人作家の作品も含め、約120点の名品をご紹介します。

ガラス制作の発祥は、4千年前とも5千年前ともいわれます。正倉院宝物にもみられるように、古くからその透明な輝きと豊かな色彩は、洋の東西を問わず人々を魅了し、建築装飾や生活の器として用いられてきました。とりわけヨーロッパにおいては、15世紀のヴェネツィアで、それまでとは比較にならない透明度の高いガラスの器が制作されました。ヴェネツィアの技術はドイツやイギリスにも伝わり、ヨーロッパのガラス工芸品は洗練を極め、各地で発展していきます。

その後、19世紀後半のフランスで、エミール・ガレが登場し、ガラス造形に全く新しい地平が切り拓かれました。ガレは19世紀末に流行した芸術運動であるアール・ヌーヴォーを代表する芸術家であり、当時の制作技術の粋を尽くして、自然をモチーフとした曲線的な表現による装飾芸術をつくりあげました。

これに対し、20世紀前半には工業化社会の進展を反映して、幾何学的・直線的文様を特徴とするアール・デコ様式の作品があらわれます。時を同じくして、芸術家意識が高まりはじめ、従来の工房制作から個人によるガラス芸術も発展していきます。他方、この時期、
日本においても岩田藤七、各務鑛三により芸術としてのガラス作品が制作されました。

産業から芸術へ、工房から作家による制作へとしだいに変化していったガラス芸術は、現在、造形作品としての要素やガラスの素材そのものへの関心を強めつつ、多様化しています。しかしながら、昔の人々が追い求めた輝きと色彩を失ってはいません。何千年にわたって受け継がれてきた伝統とさまざまな表現をお楽しみください。

◆ 内容構成
Ⅰ 職人のわざ:ヨーロッパの伝統ガラス工芸
Ⅱ ガラス工芸の革新:アール・ヌーヴォー
Ⅲ 機能主義のデザイン:アール・デコ
Ⅳ 戦後デザインの寵児:北欧のガラス
Ⅴ 用の美の伝統:日本の近代ガラス工芸
Ⅵ うつわとオブジェのあいだ:現代ガラス作家の表現

開催概要EVENT DETAILS

会期 2016年4月23日(土)〜2016年6月19日(日)
会場 平塚市美術館 Google Map
住所 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
時間 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 800円(640円)
高大生 500円(400円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
    ※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1名は無料
    ※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
TEL0463-35-2111
URLhttp://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
割引券http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/info3.html

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